さいたま市で藤島建設さんと高気密高断熱住宅を作る!

家づくりの備忘録 2022.2竣工 HEAT20G2(Ⅵ地域UA=0.45)・C=0.45 連絡先は「このブログについて」を見て下さい。

第126回 最強寒波到来

歩兵です。

今夜は最強寒波到来で10年に一度の低温だとかで世間が騒がしいですね。さいたま市の朝の最低気温はマイナス5℃だそうです。朝の通勤がつらそうです。

歩兵邸もエアコン暖房をつけていますが、寒さに震えることもなく、裸足で過ごしています。大変快適です。電気代が高いのでは、とも思ったのですがそうでもなく、昨年同時期と比べて電気もガスも使用量は減っているようでした。もうすぐ1年経つので、通年でどうなのか比べてみようと思います。

このブログを書き始めたのは、家づくりの記録として思ったことを書き留めておきたいということと、藤島建設さんを検討している方の何かの参考になればと考えたことが理由ですが、今思うことは「家を建ててよかった」ということです。

寒さに震えていた1年前。洗濯物は乾かないし、間取りも不便。小さなストレスが積み重なって、住まいの環境を改めたいという思いが強くなりました。そして色々検討に検討を重ねた末、今に至ります。土地から探しましたし、工務店を選んで注文住宅を建てるのは本当に大変でしたが、頑張った甲斐があったと思います。藤島建設さんにも感謝しています。

まだブログに書いておきたいこともありますが忙しいのでこのへんにしておきます。続きはまた。あんにょん。

第125回 新居で迎える新年

歩兵です。明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

帰省はせず(実家はたいへん寒いので)、年末年始は新居で過ごし、新年を迎えました。真冬の寒さが続きますが、家の中はとても暖かく快適です。

先日、休暇で旅行に出かけたのですが、大きなガラス張りの窓があるホテルの部屋がとても陽当たりがよく、暖房をほとんどつけないのに室内が暑いと感じるほどでした。冬季の日射取得はまさに天然のストーブです。歩兵宅のように保温性能が高い家であれば、日中暖まった熱が夜まで保てることで、暖房負荷がほとんどなく暖かく過ごせるのではないかと思いました。

現実の歩兵宅は陽当たりがよろしくなく、午後になると少しずつ陽が当たっていきますが、夏の西日対策で西側の窓は控えめにしたため日射取得の効果は非常に限定的です。窓から入る熱はとても少なく、無暖房にすると日中でも室温は下がっていきます。しかしながら、高気密高断熱のおかげでエアコンの負荷もたいしたことがなく、しばらくエアコンを切って部屋が冷えても、エアコンをつければすぐに暖かくはなりますし、家じゅうを暖かくしても電気代は気になるほどにはなりません。

1年と少し前にブログで何を書いていたのか見直してみたのですが、本当に以前の家は寒い以外に言いようがなかったわけで、改めて暖かい家でよかったと思います。

それと、この1年でさいたま市内の住宅価格が急上昇しているのを感じています。インスタ見てたら不動産情報サイトの広告で、「大宮駅徒歩17分・土地111.13㎡・建物106.3㎡の2階建てのポラスの新築分譲」が8990万円というのがありました。諸費用入れたら9000万を大きく超えますが、そのお金を出せる人が建売分譲買うんでしょうかね、、、。大宮駅徒歩圏といっても17分はそこそこ遠いですし、スーパーなど周囲の利便性が特に高いわけでもなさそうで、そこまで立地がいいようにも思えません。ポラスも宣伝では高気密高断熱を謳ってますが、基準C値は3.0です(気密測定するってことでしょうね?)。2x4で断熱材(高性能グラスウール16k=熱伝導率0.038)は89mm厚入っているのでそこそこU値は良くなるでしょうが(藤島建設さんのウッドファイバー90mmとU値はほぼ同じ)が、遮音性、蓄熱性、調湿性など色々な性能を備えたウッドファイバーと比べて体感は劣るでしょう。窓はペアガラスですがサッシが何なのか明示されていないので樹脂サッシではなさそうです。設備的にも「建売にしてはまあまあなグレード」が装備されているくらいです。住宅性能にかかわる仕様を明示している点では意識の高さを感じますが、やはりG2以上だったり、C値が1.0以下になるような住宅はまだまだ特殊な世界なのかもしれません。

ちなみに藤島住宅さんにも住宅性能のことを聞いたことがあるのですが、「高気密高断熱といえるような性能ではない」と言われました(正直か!)。ポラスもそうですが、一般的な分譲住宅よりかなり性能面で力を入れているものの、藤島建設さんの展開している高性能住宅(ユトリロ)と比べてしまうと、差は出てきてしまうということだと思います。気密測定もしない、とのことでした。

歩兵が家を建てたのも住宅価格の上昇トレンド中で、おそらく数年早く家を建てていれば(ローンを組んだとしても)もっと安く済んだとは思いますが、子どもの保育園などライフイベントを考えると、ベストタイミングで土地購入・住宅建築に踏み切れたのではないかと満足しています。また前にも書きましたが、藤島建設さんは最初に決めた予算をオーバーすることなく提案、建築して下さった点はすごくよかったです。条件の良い土地を頑張って探し、さらに頑張って値切ったとかもありますが、ここに来て円安物価高金利上昇の局面が来て、賃金上昇もなかなか望めませんし、無理しなかった(無理させられなかった)のは正解だったと思っています。

続きはまた。今年もよろしくお願いします。せへぼんまにぱどぅせよ!あんにょん。

第124回 エアコンが故障しました

歩兵です。

前回が123回だったのですが通し番号間違えて124回と書いてましたので直しました。今回が真の124回です。あってますよね。。。

さて忙しくて年賀状もかけてないのでブログも更新がとどこっておりますが、相変わらず冬の寒さでも快適に過ごしています。外は気温3℃とかでも家の中では普通に裸足です。慣れるとありがたみがないのですが、去年の今ごろ古いHベルハウスで隙間風に震え、寒い寒いと言っていたのは何だったのかという感じです。

さてタイトルにも書いたのですが、先日エアコンが故障しました。まだ新しいのですがガス漏れがあったようで、うまく冷暖房が機能しなくなり、エラーメッセージも出るようになりました。メーカーに連絡すると、修理業者さんが来て部品交換と再設置をしてくれたのですが、こういうときに個別空調のメリットはあるのかもしれないと思いました。

というのは藤島建設さんのゼンカンもそうですがエアコン1台で全館空調するという場合、その1台が故障すると修理まで空調なしで過ごさなければいけなくなります。歩兵邸は1階に2台、2階に3台のエアコンがあり、実際それぞれの階で1台ずつ稼働させていれば(まあ温度差はできますけど)普通に過ごせます。

今回は1階の北側のエアコンが故障したのですが、リビングのメインエアコンをつけていればほとんど使うことのないエアコンで、修理までの数日間特に困ることもありませんでした。

ただ、歩兵邸は廊下がない間取りでもあるので、もし廊下が長かったり仕切りが多かったりすると、エアコンのある部屋とない部屋での温度差が気になったり、エアコン故障時に少し困ることもありそうです。

全館空調を導入すれば多分とても快適なんだろうとは思いますが、故障時にすぐ対応できるかどうかは確認しておくとよいかと思います。一般のエアコンを使うようなものであれば、修理や交換にもそれほど時間を要しないので安心できるかもしれません。

続きはまた。あんにょん。

第123回 風呂に窓をつけてはいけない

歩兵です。

仕事が忙しすぎて1カ月空いてしまいました。時間が経つのが早くてびっくりです。日に日に寒くなりますが家の中は暖かいです。本当に違うもんですね。ただ加湿器をつけていないとかなり乾燥はします。加湿器の水もすぐなくなります。

最近思うことは、お風呂を2階にして、窓をつけなくてよかったということです。2階お風呂はおすすめです。子どもをお風呂に入れてそのまま寝室に直行させられますし、外も気になりません。それに1階より暖かい気がします。歩兵邸は北西の角にお風呂を設置したのでお風呂も2面が外気に接する壁ですが、窓がないので寒さはあまり感じません。お風呂が寒いのが本当に嫌なので200Vの浴室暖房(速攻で暖まる)をつけたのですが現在まだ使用機会がないくらいです。

さて、新築時のポイントについてはまだ書きたいことも多いのですが今日もあまり時間的ゆとりがないのでこのへんで。

続きはまた。あんにょん。

第122回 楽になったポイント(3)

歩兵です。

以前の家で使っていたデロンギのオイルヒーターとガスファンヒーターをリサイクルショップに売りました。オイルヒーターは買った当初けっこうな金額でしたし、ガスファンヒーターは2シーズンしか使っておらず、売ることを想定して箱も保管してきれいに使っていたのですが、まあ二束三文になるのは仕方ないですね、、、。

電気代がびっくりするくらい値上がりしていますので、ますます高気密高断熱の重要性が高まっているように思います。これだけ電気代が高くなると織り込んでいたら、(いろいろ検討してやめましたけど)太陽光を設置するのが正解だったのかもしれません。

歩兵邸は前に住んでいた一戸建て貸家と比較して、いわゆる床面積はあまり変わらないのですが、2階吹き抜けとつながった小屋裏収納を設けたぶん、容積は大きくなっています。

それで高気密高断熱により電気代が安くなったのか?という点が気になる方もおられるかもしれないのですが、、、

……安くなってはないです。電気代の高騰というのもありますが、そもそも電気の使用量自体は減っていません。

IHにしたのでその分の電気代というのもあるでしょうが、基本的に家じゅうエアコンで空調してますのでエアコンの使用時間が長くなっているのが要因な気はします。エアコンの台数自体も3台から5台に増えましたし。あとは熱交換換気が1・2階で2台動いてますからその電気代もあるでしょう(以前の家は古い家なので24時間換気システム自体がありませんでした。

ちなみにガスはガスで乾太くんを毎日稼働させてますのでそこそこ使ってます。

ただ光熱費の多少の増加分を差し置いても、生活の快適性は圧倒的に高まったのは事実です。以前の家では何をどうしても廊下は寒く、脱衣所では凍え、この時期はもうお風呂に入るのが苦痛でならなかったのですが、今はそんなことはありません。家じゅう寒くないから子どもが裸で走り回っても心配することもありませんし、一日中裸足で過ごせます。

ガスファンヒーターを使っていたときは1時間に1回換気をしなければなりませんでしたが、今はそのような必要もありません。少しエアコンをつければすぐに暖かくなり、弱運転のエアコンでその暖かさがキープされ、たいへん快適です。

もちろん一条工務店のような全館床暖房などはもっと快適なのかもしれませんが、メンテナンスコストやランニングコスト(電気代等)を考えると、やはり高気密高断熱住宅にエアコン空調というのが正解だったと実感はする次第です。

床下エアコン、階間エアコンがどうなのかとか、全館空調の電気代はどうなのかとか、色々と気になる点はあるものの、とりあえず今の環境であまり不満は感じていません。

これから真冬になりますので、真冬の暮らし心地を実感してみて改めて評価できればいいなと思っています(歩兵邸は今年2月末の引き渡しだったため、1月頃の厳寒期はこれから体験します)。

さて楽になったポイントというか、新築にあたって考慮したポイントというべきかもしれませんが、前回の続きです。

・カーテンをやめてロールスクリーンにしたため、室内空間が広くなりました。

・タッチレス水栓便利です。未来の水道です。浄水器一体型にしたため、いつでもすぐにおいしいお水が飲めます。以前はブリタの浄水ポットを使っていたため手間暇時間がかかりましたが、そのストレスが解消されました。クリナップの流レールシンクはお掃除もしやすいです。

・食洗器(深型)を導入しました。毎日のお皿洗いのストレスと時間が1日1回の運転で解消されました。

・IHは掃除もしやすく、思ったより火力も強くておすすめです。油まみれの五徳の掃除、大変じゃないですか?グリルでも色々な調理ができて便利です。

・キッチンは引き出し収納がたくさんあり、お皿も調理器具も出しやすくなりました。以前の家はシンク下が引き出し式ではなかったため、収納物が取り出しにくかったのです。

カップボードも255cm幅で設置したので広々しています。以前はスペースが少なくて電子レンジと炊飯器を置くくらいしかできず、不便でした。電源コンセントもたくさん設けて、電気容量を食う調理家電をタコ足しなくて済むようになりましたし、電子レンジとオーブントースターはそれぞれ専用コンセント(容量別)で、同時に使ってもブレーカー落ちがなくなりました。IHで強火にして電子レンジと炊飯器と湯沸かしケトルを同時に使うとさすがに全体のブレーカー(50A)が落ちますが…。

・キッチン上にもコンセントを設けました。あまり使いませんが、時々あると便利です。

・冷蔵庫をLDKに置かず、キッチンと直結したパントリーに入れました。生活感が消え、すっきりとした本当に気持ちのよいLDKになるので大変おすすめです。キッチンをLDから独立させるのも一案かと思いますが、歩兵邸は前回書いた理由(リビングで遊ぶ子どもを見ながらキッチン作業をしたい)のためLDKを一つのまとまった空間で完結させる必要があったのと、機能的かつ有効なスペース活用を考えると、キッチンとLDは一体にしたいものです。

・階段下収納に色々とゴチャゴチャしたものをつめこみました。たくさんあったDVDやブルーレイも専用収納棚をDIYしたり、取り扱い説明書や工具類、お薬箱、消耗品ストックや子どものおもちゃなど色々なものが入ってます。掃除機の壁掛け充電ドックやインターネットのルーターも階段下収納の中に入れてスッキリさせました。

・天井スピーカーはつけてよかったです!天井からBGMが聞こえてきたり、映画の音声が流れたりするのは雰囲気抜群です。注文住宅を作る喜びを感じました。

・キッチン直結のパントリーに食材や消耗品のストックを収納しています。パントリーは2カ所に出入口があり、アイランド風のペニンシュラキッチンとあわせて回遊できる動線にしました。パントリー内の壁にはマグロスを仕込んでおり、子どもの保育園のお便りや制作物などを貼っています。リビングからは見えませんので本当にスッキリです。

・自動洗浄機能つきレンジフードにしたので油汚れのお手入れもラクラクです。

・ゴミ箱の設置場所を確保し、燃えるゴミ(45L)ビン・ペットボトル(各30L)、燃えないゴミ・カン(各20L)、牛乳パック、使用済み乾電池のそれぞれ専用の捨て場所をキッチン周りに設けました。これまではビンやペットボトルなどの捨て場がなく、プチストレスだったのですが解消されました。ちなみに牛乳パック捨て場には無印のファイルボックスを使っています。切り開いた牛乳パックを溜めておくのにサイズピッタリでお勧めです。

・冷蔵庫も引っ越し前に新調しまして、容量が増えました。薄型で冷凍庫が大きめのものを選んだのですが、やっぱり冷凍容量はできるだけ大きいものがいいですね、、、。

・床下点検口に床下収納があるのですが、使い道がないため何も入れていません。以前は防災用の備蓄品を入れていたのですが、現在の家では階段下収納にあります。床下収納は出し入れしにくいので、点検口以外の使い道がなかなかない気がします。

・リビングと接続した2畳の収納部屋を設けました。配偶者の仕事道具やカバンなどが収納されています。カウンターには電源コンセントを設け、PCの充電などを行えます。ここにもマグロスが仕込まれており壁にマグネットで文書を貼ることができます。以前の家ではリビングで使うPCや本、カバンの収納場所など本当に困ることが多く、これらの置き場ができたことでたいへん使いやすくなったと思います。

まだ1階が終わりませんね。続きはまた。あんにょん。

第121回 楽になったポイント(2)

歩兵です。

前回の続きです。

・キッチン、ダイニング、リビングは長方形の一体型で死角がない間取りにしました。キッチン自体も吊戸棚などは設けずオープンな設計としました。これにより、キッチンで料理をしながら、あるいはダイニングで作業をしながら、リビングで遊ぶ子どもの様子がいつでも確認できます。以前はLDKと和室がつながっている間取りだったのですが、キッチンもDKと仕切りがあったりして見通しが悪く、小さい子どもの面倒を見ながらキッチン作業することが難しかったのです。

・細かいことですがペンやハサミなどの文具置き場をダイニングの近くに設けました。意外と置き場がなくて、以前はキッチンカウンターの上にペン立てを置いていたのですがスペースが狭くすぐ落ちてしまったり邪魔になったりしていました。ダイニングでは子どもの連絡帳を書いたり日常的に書き物をするので、ペン立て置き場をどうするかを考えておいてよかったです。

・A3コピーと印刷に対応した複合機置き場をリビングに設けました。特別な台を置かずにオープンラックのようにしたのですっきり邪魔になりません。下段はロボット掃除機の基地にしました。

・空気清浄機置き場も邪魔にならないように計画しました。コンセントもあります。キッチンもオープンで仕切りがないので加湿器の水交換も以前より楽になりました。

・キッチンの高さは90cmにしました。以前の家はオーナーさんが小柄だったのか80cmでかなり低く、使いにくかったのですが、自分たちの身長に合わせた高さで圧倒的に楽になりました。

・テレビを壁掛けにしたので、テレビ台の下に埃がたまることもなくなりました。また、子どもが遊んでいてもテレビ台の角に頭をぶつけたりするような心配がいらなくなりました。テレビ自体も55インチの薄型有機ELテレビにして、画面防護をかねてブルーライトカットパネルを取り付けたので目にも優しくすっきりです。

・ブルーレイデッキ置き場も子どもの手に届かない位置に専用の棚を設けました。いたずらされることもなく、掃除も簡単です。

・リビングの掃き出し窓には電動シャッターを取り付けました。断言します。シャッターをつけるなら絶対に電動にするべきです!迷う余地はありません!今までの家は手動でしたから、窓を開けてシャッターを開け閉めしなければならず、特に寒い日などは大変おっくうでした。結果的に一日中シャッターは閉まっていました。しかし、電動シャッターにしたことで、朝起きたらシャッターを開け、出勤時に閉めるということもラクラクです。帰宅時にもすぐにシャッターを開け、就寝前に閉めるというのも苦になりません。

・以前の家はシャッターを開けても曇りガラスでしたが、今は透明なガラスです。歩兵邸は旗竿地で道路から奥まった場所に建っているため来客以外の人通りがないため、外からの視線を気にする必要がありません。一応スクリーンを設置してはいますが、ほとんど使わず、在宅中はシャッターも開けて外が見える(外からも見える)ようにしています。開放的でリビングが広く感じられるためお勧めです。夏場は日差しが入って暑くなるので日中に在宅するときは外付けのシェード(洋風すだれ)を降ろしていますが、透け感があるので圧迫感や暗い感じはしません。

・ダイニング下にフロアコンセントをつけました。ダイニングテーブル上でホットプレートを使ったり、PC作業をする際にコードを伸ばす必要がなく便利です。これも費用はさほど高くないのでおすすめの設備です。

・ダイニングには南海プライウッドの書棚を造り付けました。ニトリの似たような本棚と比べると値段がものすごく高いので若干躊躇しましたが、ずっと使えるものですし、見た目がきれいなのでつけてよかったです。やはり、生活の中心となるリビングは機能性だけでなく落ち着く雰囲気を作ることも重要だと思います。書棚の中にもコンセントを設けて電源を取れるようにもしています。以前はリビングに本棚を置くスペースがなく、2階に本棚を置いており大変不便でしたし、賃貸住宅で本棚が固定できないため地震の際に倒れるのではないかとずっと不安でした。(引っ越しの際に本棚を処分するのが本当に大変でした…)

・キッチンとダイニングを横並びのレイアウトにしました。キッチンで作業しながらダイニングのイスに座る子どものお世話をしたり、作った料理を配膳したり食べ終わったあとのお皿を片づけたりするのがとても楽になりました。キッチンの横にダイニングテーブルを置くのは最近はやりのようですが、動線の移動距離がぐっと減るのでこのレイアウトはおすすめです。

・リビングに3人掛けのソファを置きました。多くのご家庭にはあるかと思うのですが、以前の家はリビングが狭く(その割に和室を持て余していた)置けなかったのです。今の家には畳スペースを設けませんでしたが、ソファを置いたことでゆったり過ごすことができます。子どももソファがお気に入りの場所になっています。

たくさん書きましたが、まだLDKが終わりませんね、、、

続きはまた。あんにょん。

第120回 上棟から1年―楽になったポイント(1)

歩兵です。

歩兵宅は去年の今ごろ上棟しました。いわゆる繁忙期で、仕事が超絶忙しい真っただ中だったため当然立ち合いなどできず、担当様にあいさつを代読してもらいました。

今年も変わらず繁忙期、超絶忙しい真っただ中でしたが、無事に新居が出来上がり、新しい暮らしが始まって生活が非常に楽になりました。

いくつか楽になったポイントを書いてみたいと思います。

・子どもの保育園の送り迎えが大変楽になりました。保育園までは以前の半分以下の距離になり、通勤時間も短縮されました。お迎えに行ってすぐ家に帰ってこられるので子どもの負担も小さいようです。いずれ入学する小学校も大幅に近くなりました。

・道路からまっすぐ入れる、玄関隣接の屋根付き自転車置き場を設置したので、子どもを自転車に乗せるのも降ろすのも楽になりました。前の家は自転車置き場がなく、軒下のちょっとしたスペースに自転車を置いていたので雨ざらしにもなり、出入りも不便でした。ちなみに前面道路も6mあり、車の出し入れもしやすくなりました。前の家は4m道路だったので大きい車だとちょっと大変でした。

・玄関ポーチが広くなり、置き配の食材配達などを出し入れしやすくなりました。また、玄関ポーチ自体の段差も1段のみで低めにしたので、小さな子どもも楽々出入りできます。

・玄関はセンサーライトですので夜中に帰ってきて玄関が暗くて困るということもありません。玄関までのアプローチライトも夜間自動点灯です。鍵もスマートキーですからわざわざ取り出す必要もなく、ポケットかカバンに入っていれば取っ手のボタンを押すだけで開施錠できます。

・モニタつきインターホンを1・2階に設置しています。玄関横の機能門柱には宅配ボックスも備えており留守でも安心です。以前の家は外構ブロックに郵便受けが設置されていたのですが、位置というか角度というかが微妙に取り出しにくくて不便でした。

・玄関にコートクローゼットを設置しました。出かけるときに玄関でコートを着られます。帰宅時も玄関で脱いでその場でしまえます。クローゼット内のコンセントでは自転車のバッテリーを充電しています。自転車のバッテリーは結構大きいので邪魔になりがちですが、クローゼット内に置けばすっきりします(前の家でも部屋に置くと邪魔なので和室の仏壇置き場で充電していましたが、やはり玄関近くで充電したいものです)。

・玄関土間にはレインコートを干せるアイアンバーを設置しました。前の家では濡れたレインコートをつるしておく場所がなく不便でしたが、困らなくなりました。ちなみに傘も土間内の壁かけ収納に置いてあります。

・玄関土間はすぐにたまってしまう段ボールのストッカーや新聞紙ストッカー、子どもの三輪車、使用頻度の少ない靴などが収納されています。扉を閉めてしまえば中は見えないので玄関もまったくゴチャゴチャせず、すっきりキレイです。モノがない玄関は大変気持ちいいです。

……いろいろ書こうと思ったのですが玄関だけで分量が多くなってしまいましたので続きは次回とします。

あんにょん。

第119回 急に寒い

歩兵です。

数日前まで最高気温30℃超えの真夏日とか言ってたのに、昨日なんて日中の最高気温が12℃だったようで、いきなり冬ですね。寒暖の差が激しくて体調を崩しそうです。冷房をやめたばかりなのに、さっそく暖房を入れてしまいました。吹き抜けのシーリングファンも冬用に逆回転にしました。

歩兵邸は南北に細長い形で、かつ南側に3階建ての隣家があり陽当りが悪いため、冬季の日射取得がほぼ期待できず、暖房負荷はそれなりに高くなると思っています。

しかし、高気密高断熱のおかげで、無暖房時の温度変化は緩やかであること、暖房時の部屋が暖まるスピードも速いことで、快適には暮らせています。

24時間運転にしようか考えていたのですが、昨日のような寒い日でも、日中不在時に暖房を切っても夕方そこまで冷え切ってはおらず、帰宅の少し前に遠隔操作でエアコンを入れておけば玄関開けたら暖かい、という状態が作れるので、間欠運転で運用するのがいいのかなと思っています。真冬になってくると少しは違うのかもしれませんが…。

家中どこにいても寒くないのは本当に快適ですね。特に前の家では毎日凍えていたお風呂場や脱衣所が暖かいのが最高です。間取りも含めて、ストレスなく過ごせる家を建てて良かったとつくづく感じています。

続きはまた。あんにょん。

第118回 高気密住宅とレンジフード

歩兵です。

住み始めてしばらくして、時々玄関ドアが重くなる現象が発生していることに気づきました。室内が負圧になり、玄関ドアが内側に引っ張られているようです。どうやら、キッチンでIHヒーターを使うと起きるらしいこともわかりました。試しに検証してみたのですが、10分ほどレンジフードの換気扇を動かすと、玄関ドアはかなり重たくなり、子どもの力では開閉できないくらいになります。以前にも書いたように歩兵宅は同時給排型のレンジフードを設置しているので、排気に対して給気が十分働いていないということだと思われます。

そこで藤島建設さんに連絡してみると、点検に来ていただけることになりました。実際に換気扇を動かしてしばらく待ち、ドアを開閉すると明らかに重くなる(室内が相当な負圧になる)ことを確認していただき、レンジフードの動作に問題がないかをチェックしてもらいました。

そこで分かったことは、レンジフードは特に問題なく施工されており、排気も給気もされているが、給気量がそもそも排気に対して少ないということです。

おそらく設計上の給気量がそれほど多くなく、風量強めで機械排気したときに十分に給気されないということで、それが「仕様」なのだろうということです。

歩兵宅はクリナップのレンジフードですが、機械排気に対して、給気は連動する電動シャッターが開閉することによる自然給気になるようです。そうすると室内側の負圧に対して、給気口の大きさによって給気量が決まるはずですが、おそらく給気口自体がそれほど大きくないのではないかと思われます。

パナソニックのホームページによると、「相当隙間面積140㎠以上」を想定しているとあり、同時給排式といっても、レンジフードの給気だけでなく家じゅうの隙間からの給気もセットで考えられているようです。延床面積100㎡の一般的な家ならC値=1.4より大きい家ということになります。クリナップの製品のスペックはわかりませんが、パナソニックのものと同等だとすると、歩兵宅はC値=0.45ですので隙間からの給気も少なく、室内側が負圧になるわけです。

高気密住宅では、同時給排式のレンジフードを設置すれば、ドアが開きづらいとか隙間風が入るという問題を解決できると言われていますが、気密性がきわめて高い住宅では問題が残ってしまうわけです。キッチンメーカーによる「仕様」というのなら致し方ありませんし、乾太くんと一緒に設置したような電動給気扇を別途わざわざ設置するのも気密・断熱性に影響を与えそうなので、そういうものだと割り切ってしまうしかないのかもしれません。

藤島建設さんからクリナップに公式見解を聞いてもらえるようです。おそらく「仕様です」ということなのでしょうが、一応返事があったら報告したいと思います。

続きはまた。あんにょん。

【追記】

そういえば一条工務店のことを思い出しました。一条工務店も高気密で一種換気を採用しているわけですが、キッチンは同時給排ではなく、差圧式給気口を採用していると読んだ記憶があります。一条施主のブログでも、差圧式給気口では給気量が不足するので同時給排にすべきだと書いてあるものがあったような気がします。これは推測ですが、同時給排であっても給気量が不足するのは変わりないので、コストバランスとか、メンテナンス性とか、そういったものを諸々考えて一条では差圧式給気口を使っているのではないかと今は思います。

第117回 網戸はいらない

歩兵です。

たびたび言及している一条工務店でi-smartを建てると標準で網戸がついておらず、オプションになるそうです。多くの施主が迷うようで、検索してみると一条の家に網戸がいるのか?いらないのか?という記事はたくさん見つかります。網戸つけたほうがいい、という意見が多いような気がします。なんだかんだで日本人は窓を開けて自然の風を入れながら生活する、というスタイルに心底馴染んでしまっているため、網戸が欲しいと思うのかもしれません。

藤島建設さんで建てた歩兵邸は全窓APW330ですが、標準で網戸はついてきます。ということで開く窓については全部網戸がついています。網戸なしという設定があるのかどうか、差額があるかどうかなどは調べていないのでわかりません。

ただ、生活してみてはっきり実感しましたが網戸はいりません。特にリビングの掃き出し窓についている網戸は家の外観を損ねるし、視界にも影響するし、汚れもついて掃除も面倒です。あってめちゃくちゃ困るものでもないですが、必要性を感じないため、ないほうがよかったなと思います。

なぜいらないかというと単純に窓を開けないからです。エアコン空調をつけているし、何より24時間換気がフィルターによる空気の清浄化と熱交換を行うため、自然換気をすることは有害にしかなりません。洗濯物もすべて室内干しですから、本当にまったく窓を開けることがありませんし、開ける必要性を感じないわけです。ちなみにお風呂も窓がありませんが、十分しっかり乾きます。

一条工務店が「網戸はオプション」とするのは大変合理的だと思いますし、一条の家を建てた人はぜひ網戸なんかつけずに一条の提案するスタイルで生活するのがよいと感じます。敷地のだだっ広い田舎ならともかくとして、首都圏の住宅密集地で窓を開けたって眺望もないし、通行人や隣家からの視線が気になるだけでしょう。窓開けないなら網戸はいりません

続きはまた。あんにょん。