さいたま市で藤島建設さんと高気密高断熱住宅を作る!

家づくりの備忘録 2022.2竣工 HEAT20G2(Ⅵ地域UA=0.45)・C=0.45 連絡先は「このブログについて」を見て下さい。

第80回 低気密・低断熱住宅の大罪

歩兵です。

寒さがいっそう厳しいこの頃です。先日寒波でさいたま市の最低気温が-5℃とかになりました。普通の人間が生存できる気温ではないと思います。

歩兵は木造アパート→RC造の低層マンション→軽量鉄骨造・ALCの戸建(いずれも賃貸)と引越ししてきているのですが、とにかく今住んでいるHーベルハウスは寒すぎます。あと2か月後には新邸が竣工し、来年の今頃は暖かい家に暮らしていると信じているので、今のうちに現在住んでいる家について感じていることを書き残しておこうと思います(新しい家に住み始めると忘れそうなので…)。

一言であらわすと寒いです。寒い以外に表現のしようがありません。

冬場は拷問のように寒いです。エアコンはありますが、部屋を暖めるだけなので廊下や脱衣所、トイレ、風呂場は冷凍庫の中か?というくらい寒いです。廊下に出るのが本当に苦痛です。エアコンは暖まるまでに時間がかかるので、リビングにはガスファンヒーターを入れています。暖房が入っている部屋も、気密性が低いので隙間風があらゆるところから入ってきます。特にサッシやフローリングの端からは手をかざすとはっきりわかるほどの対流ができています。歩兵はサーモグラフィーを持っているのですが(後で画像載せたいと思います)、鉄骨の入っているところは熱橋になって冷たくなっていたり、石膏ボードの端やコンセント回りも冷やされていることが分かります。暖房で暖められた空気は上のほうに抜けていき、その分下のほうに冷たい空気がたまっていくので床・足元は冷たくてたまったものではありません。寒さをやわらげるためラグやコルクマットを使ったり、こたつ、足温器、湯たんぽ、電気毛布、パネルヒーター、オイルヒーターなどあらゆる暖房器具を総動員しても乗り切れません。

脱衣所を使うときは1200Wのセラミックファンヒーターを使っていますが空間を暖めるには力不足で、温風が直接当たることで寒さをやわらげる程度の効果しかありません。風呂場には巨大な窓があり(アルミサッシ・シングルガラスですので壁に穴が空いているようなものです)ホームセンターで買ってきたスタイロフォームを窓にはめ込んでいますが寒くてヒートショックになりそうです。寒いのが嫌すぎてお風呂に入りたくなくなります。トイレももちろん寒いのでトイレに行くことも億劫になります。

H-ベルハウスで大きな開口を作れるのはメリットでもあるのでしょうが、今の家には大きな掃き出し窓が4か所もあり、それ以外に引き違いの窓が10か所、玄関以外に勝手口もあり、鉄骨造であることもあわせると気密性・断熱性は非常に低水準の家だと思います。C値いくつなのか計測してみたいくらいです。

以前住んでいた集合住宅もアルミサッシ・シングルガラスでしたが、ここまで寒くはありませんでした。南面からの日射取得があったのも一因ですが、マンションの場合、全体に気密性・断熱性が高いことが大きいと思います。ともかく住宅の低気密・低断熱はカーボンニュートラルの実現を妨げるとか天下のレベルで有害なだけでなく、個人のレベルでも健康を害し、ヒートショックの原因となり、QOLを悪化させ、生産性を著しく下げるなど、大罪以外のなにものでもないと言わざるを得ません。一日も早く高気密・高断熱な住宅が完成し、この苦しみから解放されることを願ってやみません。

続きはまた。あんにょん。