さいたま市で藤島建設さんと高気密高断熱住宅を作る!

家づくりの備忘録 2022.2竣工 HEAT20G2(Ⅵ地域UA=0.45)・C=0.45 連絡先は「このブログについて」を見て下さい。

第78回 暖かい家に住みたい

歩兵です。

あっという間に年末です。先日、現場で配線の確認をしたのですが、夕方に行ったのですぐに暗くなってしまいました。日が短くなりましたね。ちなみに今年の冬至は12月22日でしたが、冬至=昼が最も短い日であって、日没が最も早い日ではありません。さいたま市の場合、最も日没が早いのは12月6日で16:27。日の出が6:37なので太陽が出ているのは9時間50分です。これ以降日没は遅くなり、冬至(12月22日)は日の出が6:48、日没が16:31で昼の時間は9時間43分になります。日の出が最も遅くなるのは1月6日で6:52です。日の出が最も早いのは6月13日で4:24、日没が最も遅いのが6月29日で19:01、昼の時間が最も長くなる夏至は6月21日で日の出から日没まで14時間35分あります。

地球の自転軸が傾いているため、冬場と夏場では日の出る時間も違いますが太陽の高度も違います。夏の太陽は真東より北のほうから出て真昼は高いところに上がり、真西より北よりに沈んでいきます。一方冬は南よりから出て真昼も高くならず、南よりに沈みます。

冬至、冬中、冬はじめといいますが、冬至は昼の時間が最も短い日でありながら、最も寒い日ではありません。一年で最も寒いとされる、二十四節気でいう「大寒」は冬至の約1か月後(2022年は1月20日)にあたります。冬至から大寒までは、ほんの少しずつ昼の時間が長くなる時期ではありますが、まだまだ夜がずっと長く、昼に温められるよりも夜に冷やされる時間のほうが長いため、寒くなるのです。

前置きが長くなりましたが、暖かく暮らすには南面の採光を大きくとり、冬場の日射熱取得を考えるとよいと思います。夏場は逆に暑くならないよう、軒を伸ばしたりアウターシェードを使ったりして日射を遮るとパッシブになります。

歩兵も南面はできるだけ大きい窓を使うように考えたのですが、建設予定地の南側隣地に新たに3階建ての家ができるという話をきき、そうなると歩兵邸の1階の日照はほぼなくなると思います。どうせ日照がないなら窓は小さくしたほうが性能的にはよいのですが、建築基準法上の採光基準をクリアするため、日照関係なく最低限必要な大きさの掃き出し窓を作ることになりました。

冬場、気密性の低い寒い家で暮らしていると本当に憂鬱な気分になります。エアコンで暖められた部屋にいても、どこからか冷気が入ってきて不快に感じますし、廊下に出ることも億劫になります。冷え切った脱衣所や風呂などは拷問といって差し支えなく、何の罪があってこんな地獄の苦しみを味あわなければならないのかと思うほどです。

早く新築の家が完成し、次の冬至大寒こそ新しい家で寒さから逃れて暮らしたいものです。続きはまた。あんにょん。