さいたま市で藤島建設さんと高気密高断熱住宅を作る!

家づくりの備忘録 2022.2竣工 HEAT20G2(Ⅵ地域UA=0.45)・C=0.45 連絡先は「このブログについて」を見て下さい。

第127回 高気密住宅に乾太くんを設置したい方へ

歩兵です。

当ブログのアクセス数を見てみると、乾太くんについての記事が多いようです。C値=0.5以下のような超高気密住宅では換気計画が重要になりますが、乾太くんはかなり多くの換気量を必要とするため、使用時にどうやって換気を行うか?ということが問題になるからです。詳細は以下過去記事の関連部分をご覧ください。

 第31回 乾太くんは高気密住宅で使えるのか

 第32回 乾太くんと換気問題

 第34回 リンナイからの回答(新事実の発覚)

 第35回 乾太くんの必要給気量

 第36回 高気密住宅をつくるには

 第88回 高気密住宅と乾太くんの相性が悪い件

要約すると、乾太くんを使うには大量の給気を必要とするが、高気密住宅で第一種換気を使うと給気が不足してしまう、窓を開けて使うのは不便だしせっかくの高気密高断熱が台無しである、どうすれば?という話です。歩兵はタイマー式シャッター付き給気扇を設置し、乾太作動時にスイッチを押す、という運用にしています。結論から言いますとこれは正解でした。11か月ほぼ毎日使い続けてますが何の問題もストレスもありません。(リンナイがFF式乾太を発売してくれたら済む話ではありますが…)。

タイマーはダイヤル式で、10分単位で設定できるものです。だいたいの運転時間にあわせ50分に設定していますが、ダイヤルを回して変更することが可能です。スイッチオンで自動的に給気口が開き、ファンが回って給気を始めます。タイマーで設定された時間になると自動的に給気口が閉じ、給気をやめます。

乾太くんはデラックスタイプと標準タイプで給気口の場所が違うのですが、歩兵宅はデラックスタイプを採用したので本体の側面に給気口があります。本体の給気口とできるだけ近づけて給気扇を設置し、運用中はショートサーキットが起きるように考えました。

実際の使い勝手ですが、まあ換気扇のスイッチ一つ押すだけですので特に手間はありません。冬場は外の冷気も入ってくるのですが、多少は仕方ありません。窓を開けて使うと必要以上に寒さを入れてしまったり、そもそも時間に合わせて窓を閉めに行くという手間が鬱陶しいかと思いますので、それと比べれば大分マシだと思います。

貫通部にもなりますし設置した分が断熱欠損になるので断熱性・気密性が若干犠牲にはなりますが、乾太を使う以上トレードオフの関係になりやむを得ません。給気扇も一応「高気密タイプ」という商品を使っていますので、そこまで気にはならないかと思います。歩兵の体感的にもあまり影響は感じません。

毎日の洗濯物を干す手間もなく、ポイっと放り込んで1時間足らずでふかふかになっている、というのは本当にありがたいことで、共働き育児世代にとって乾太は欠かせない家電だと思います。シーツを毎週洗うのも負担に感じません(乾太デラックスタイプはシーツ・毛布コースが搭載されており、フィルターのお手入れもラクラクなのでお勧めです)。

皆様の家づくりにもぜひ検討してみて下さい。

続きはまた、あんにょん。