さいたま市で藤島建設さんと高気密高断熱住宅を作る!

家づくりの備忘録 2022.2竣工 HEAT20G2(Ⅵ地域UA=0.45)・C=0.45 連絡先は「このブログについて」を見て下さい。

第122回 楽になったポイント(3)

歩兵です。

以前の家で使っていたデロンギのオイルヒーターとガスファンヒーターをリサイクルショップに売りました。オイルヒーターは買った当初けっこうな金額でしたし、ガスファンヒーターは2シーズンしか使っておらず、売ることを想定して箱も保管してきれいに使っていたのですが、まあ二束三文になるのは仕方ないですね、、、。

電気代がびっくりするくらい値上がりしていますので、ますます高気密高断熱の重要性が高まっているように思います。これだけ電気代が高くなると織り込んでいたら、(いろいろ検討してやめましたけど)太陽光を設置するのが正解だったのかもしれません。

歩兵邸は前に住んでいた一戸建て貸家と比較して、いわゆる床面積はあまり変わらないのですが、2階吹き抜けとつながった小屋裏収納を設けたぶん、容積は大きくなっています。

それで高気密高断熱により電気代が安くなったのか?という点が気になる方もおられるかもしれないのですが、、、

……安くなってはないです。電気代の高騰というのもありますが、そもそも電気の使用量自体は減っていません。

IHにしたのでその分の電気代というのもあるでしょうが、基本的に家じゅうエアコンで空調してますのでエアコンの使用時間が長くなっているのが要因な気はします。エアコンの台数自体も3台から5台に増えましたし。あとは熱交換換気が1・2階で2台動いてますからその電気代もあるでしょう(以前の家は古い家なので24時間換気システム自体がありませんでした。

ちなみにガスはガスで乾太くんを毎日稼働させてますのでそこそこ使ってます。

ただ光熱費の多少の増加分を差し置いても、生活の快適性は圧倒的に高まったのは事実です。以前の家では何をどうしても廊下は寒く、脱衣所では凍え、この時期はもうお風呂に入るのが苦痛でならなかったのですが、今はそんなことはありません。家じゅう寒くないから子どもが裸で走り回っても心配することもありませんし、一日中裸足で過ごせます。

ガスファンヒーターを使っていたときは1時間に1回換気をしなければなりませんでしたが、今はそのような必要もありません。少しエアコンをつければすぐに暖かくなり、弱運転のエアコンでその暖かさがキープされ、たいへん快適です。

もちろん一条工務店のような全館床暖房などはもっと快適なのかもしれませんが、メンテナンスコストやランニングコスト(電気代等)を考えると、やはり高気密高断熱住宅にエアコン空調というのが正解だったと実感はする次第です。

床下エアコン、階間エアコンがどうなのかとか、全館空調の電気代はどうなのかとか、色々と気になる点はあるものの、とりあえず今の環境であまり不満は感じていません。

これから真冬になりますので、真冬の暮らし心地を実感してみて改めて評価できればいいなと思っています(歩兵邸は今年2月末の引き渡しだったため、1月頃の厳寒期はこれから体験します)。

さて楽になったポイントというか、新築にあたって考慮したポイントというべきかもしれませんが、前回の続きです。

・カーテンをやめてロールスクリーンにしたため、室内空間が広くなりました。

・タッチレス水栓便利です。未来の水道です。浄水器一体型にしたため、いつでもすぐにおいしいお水が飲めます。以前はブリタの浄水ポットを使っていたため手間暇時間がかかりましたが、そのストレスが解消されました。クリナップの流レールシンクはお掃除もしやすいです。

・食洗器(深型)を導入しました。毎日のお皿洗いのストレスと時間が1日1回の運転で解消されました。

・IHは掃除もしやすく、思ったより火力も強くておすすめです。油まみれの五徳の掃除、大変じゃないですか?グリルでも色々な調理ができて便利です。

・キッチンは引き出し収納がたくさんあり、お皿も調理器具も出しやすくなりました。以前の家はシンク下が引き出し式ではなかったため、収納物が取り出しにくかったのです。

カップボードも255cm幅で設置したので広々しています。以前はスペースが少なくて電子レンジと炊飯器を置くくらいしかできず、不便でした。電源コンセントもたくさん設けて、電気容量を食う調理家電をタコ足しなくて済むようになりましたし、電子レンジとオーブントースターはそれぞれ専用コンセント(容量別)で、同時に使ってもブレーカー落ちがなくなりました。IHで強火にして電子レンジと炊飯器と湯沸かしケトルを同時に使うとさすがに全体のブレーカー(50A)が落ちますが…。

・キッチン上にもコンセントを設けました。あまり使いませんが、時々あると便利です。

・冷蔵庫をLDKに置かず、キッチンと直結したパントリーに入れました。生活感が消え、すっきりとした本当に気持ちのよいLDKになるので大変おすすめです。キッチンをLDから独立させるのも一案かと思いますが、歩兵邸は前回書いた理由(リビングで遊ぶ子どもを見ながらキッチン作業をしたい)のためLDKを一つのまとまった空間で完結させる必要があったのと、機能的かつ有効なスペース活用を考えると、キッチンとLDは一体にしたいものです。

・階段下収納に色々とゴチャゴチャしたものをつめこみました。たくさんあったDVDやブルーレイも専用収納棚をDIYしたり、取り扱い説明書や工具類、お薬箱、消耗品ストックや子どものおもちゃなど色々なものが入ってます。掃除機の壁掛け充電ドックやインターネットのルーターも階段下収納の中に入れてスッキリさせました。

・天井スピーカーはつけてよかったです!天井からBGMが聞こえてきたり、映画の音声が流れたりするのは雰囲気抜群です。注文住宅を作る喜びを感じました。

・キッチン直結のパントリーに食材や消耗品のストックを収納しています。パントリーは2カ所に出入口があり、アイランド風のペニンシュラキッチンとあわせて回遊できる動線にしました。パントリー内の壁にはマグロスを仕込んでおり、子どもの保育園のお便りや制作物などを貼っています。リビングからは見えませんので本当にスッキリです。

・自動洗浄機能つきレンジフードにしたので油汚れのお手入れもラクラクです。

・ゴミ箱の設置場所を確保し、燃えるゴミ(45L)ビン・ペットボトル(各30L)、燃えないゴミ・カン(各20L)、牛乳パック、使用済み乾電池のそれぞれ専用の捨て場所をキッチン周りに設けました。これまではビンやペットボトルなどの捨て場がなく、プチストレスだったのですが解消されました。ちなみに牛乳パック捨て場には無印のファイルボックスを使っています。切り開いた牛乳パックを溜めておくのにサイズピッタリでお勧めです。

・冷蔵庫も引っ越し前に新調しまして、容量が増えました。薄型で冷凍庫が大きめのものを選んだのですが、やっぱり冷凍容量はできるだけ大きいものがいいですね、、、。

・床下点検口に床下収納があるのですが、使い道がないため何も入れていません。以前は防災用の備蓄品を入れていたのですが、現在の家では階段下収納にあります。床下収納は出し入れしにくいので、点検口以外の使い道がなかなかない気がします。

・リビングと接続した2畳の収納部屋を設けました。配偶者の仕事道具やカバンなどが収納されています。カウンターには電源コンセントを設け、PCの充電などを行えます。ここにもマグロスが仕込まれており壁にマグネットで文書を貼ることができます。以前の家ではリビングで使うPCや本、カバンの収納場所など本当に困ることが多く、これらの置き場ができたことでたいへん使いやすくなったと思います。

まだ1階が終わりませんね。続きはまた。あんにょん。