さいたま市で藤島建設さんと高気密高断熱住宅を作る!

家づくりの備忘録 2022.2竣工 HEAT20G2(Ⅵ地域UA=0.45)・C=0.45 連絡先は「このブログについて」を見て下さい。

第100回 高気密高断熱住宅は快適なのか?

歩兵です。

ブログも第100回を数えました。文字数を数えたわけではありませんが、新書1冊分くらいになったかもしれません。思いついたことのメモ書きみたいなブログですので、いずれ内容等整理してきちんとタグ付けしたり、検索性を高められたらいいなと思います。

さて、新しい家での生活も慣れてきたところですが、結局のところ、藤島建設さんの高気密高断熱住宅は快適なのか?という点について書いてみたいと思います。

引き渡しが2月末で、厳冬期を過ぎておりましたが、先日さいたま市でも日中の最高気温が2℃、夜間には氷点下になるという冷え込みがありました。以前の家であれば寒くていられず、お風呂に入るのも億劫になっていたはずですが、新しい家ではそのようなことはありません。さすがに夏のように暑いなんてことはありませんが、家の中にいれば寒いとは感じません。エアコンは1階はリビング、2階は家事室に設置したものを常時稼働させておけばほぼ家じゅう暖かく、家事室と直結している脱衣所もお風呂場もほとんど温度差はありません。2階の主寝室と子ども室は間取り上少し離れているため、寝る前に個別エアコンで部屋を暖めましたが、屋外の気温0℃の夜21時に室温24℃の状態でエアコンを切って、朝6時に19℃までしか下がっていませんでした。部屋の温度を下げる要因は2つあり、一つは外気の影響、一つは換気です。各居室には建築基準法上の必要採光面積を満たす窓を2方向に設置していますので、やはりある程度は冷えます。しかしながら、今の家の樹脂窓(APW330)は以前の家のシングルガラス・アルミサッシの窓と比べても段違いの性能を誇っており、結露なども起きていません。また、2階は家事室で24℃に設定したエアコンを運転していましたが、ダクト式の熱交換換気システムによって各部屋の給気口(吹出グリル)周辺は18~20℃になっていました。2時間で部屋の空気が入れ替わるだけの換気量を確保しているはずなので影響は小さくないはずですが、外気が0℃であっても熱損失は最低限に抑えられているようです。朝の室温が18、19℃くらいであれば毛布がなくても寒くはない、という程度の体感です(さすがに布団をかけずに寝ると肌寒い気はしますが…)。

部屋の温度を一定に保ち、いっそうの快適さを求めるのであればエアコンを運転させておく必要があります。外気温が低いとき影響をゼロにはできないからです。しかし、高気密高断熱のおかげで室内温度・湿度の変化を最小限にできており、エアコンもガンガン動かすことなく、自動制御で微弱運転をさせれば十分で、かつエコだと思われます。

本当は、ワンフロア1台のエアコンを常時稼働させて家じゅうの温度差をゼロに近づけるのが理想ではあるのですが、部屋の仕切りが多くなるとどうしてもエアコンのある部屋とない部屋で温度差ができてしまいます。24時間ダクト換気によって空気の流れを作ることによりある程度問題を解決していると思いますが、エアパスファンを使ったり、根本的には仕切りの少ない開放的な間取りにすることが重要なのだと思います(お金とスペースがあれば全館空調を入れるのがベストでしょう)。今思いついたのですが、1階リビングと真上にあたる2階寝室・子ども室を直結するダクトとガラリを設けると、1階で暖房をつけておけば2階の居室はエアコンを切っても暖かいのでは?という気がするのですが、どうなんでしょうか、、、。実例があるか探してみたいです。

ちなみに先日退去した前住居ですが、既に賃貸情報サイトから情報がなくなっておりました。立地も良く、賃貸では希少な戸建てですので早々と次の入居者が決まったのだと思います。ものすごく寒い家でしたが、入居する前にはなかなか分からないですからね…。歩兵にとっても、住宅の気密断熱について深く考えるきっかけとなったのは前の家に住んだことでした。

続きはまた。あんにょん。