さいたま市で藤島建設さんと高気密高断熱住宅を作る!

家づくりの備忘録 2022.2竣工 HEAT20G2(Ⅵ地域UA=0.45)・C=0.45 連絡先は「このブログについて」を見て下さい。

第9回 藤島建設さんに申込み

歩兵です。

注文住宅を建てるとき、依頼する住宅会社さん(ハウスメーカー工務店)を決めたら、契約を結ぶことになります。

このとき、契約に先立って、「仮契約」とか「予約契約」などと称する事前の契約が行われることがあります。これは、一定の金額を支払い、契約に向けての準備作業に移行することを双方確認するためのもので、最終的な契約(本契約ということが多い)が成立しなければ、ここで支払われたお金も実費を差し引いて返金されるケースが多いようです。本契約が成立すれば、支払い済のお金は契約金額に充当されることになります。

注文住宅の契約金額は数千万円ですし、一棟ごとにオーダーメードの内容ですから、住宅会社が請け負う内容やその金額を算出するのにはそれなりの手間がかかります。敷地や地盤を調査し、間取りや仕様を確定し、契約書を作った段階で折り合えなくなってしまうと、住宅会社にとって大きな損失になります。

住宅会社にとっては契約できれば数千万、契約できなければゼロですから、冷やかしや相見積もりの「当て馬」にする客のために莫大な時間を割いて契約書を作るわけにはいきません。また、そういう客のためにかかるコストも、実際に契約した客が支払う代金の中から回収せざるを得なくなります。

そのため、ある程度まとまったお金を払い、真剣に自社と契約するつもりがあるかどうかを確かめたうえで、本契約を結ぶという仕組みは合理的かと思います。

ただ、「仮契約」前の段階でどこまでできるかはハウスメーカーによって様々です。場合によっては、詳細な見積もりや設計プランの提示もない状態で「仮契約」を求めるハウスメーカーもあると聞きます。

歩兵は藤島建設さんと打ち合わせを重ね、かなり具体的なプラン(間取り・仕様)を決定し、詳細な見積書が提示されてから、契約を前提とする「申込み」を行いました。申込みを行うと、双方契約に向けて準備を進めることになります。

申込と契約に必要なお金は、契約金額の1割だそうです。それぞれ、申込金・契約金といいますが、3000万円の契約であれば、申込金と契約金の合計で300万円を払うということです。歩兵は、申込金として100万円を払い、残りを契約金として契約時に払うことにしました。この割合については、歩兵は藤島建設さんの提案に従いましたが、合意で決定すればいいようです。

歩兵は、提案された内容(プラン・仕様)についてさらに修正を加えて確定し、敷地調査・地盤調査を行い、地盤改良費用が確定したところで契約となる見通しです。詳細は今後レポートしていきます。

さて、一般的に注文住宅を作る場合、土地代金、契約時、着工時、上棟時、引き渡し時のように、何度かに分けて支払いをする必要があります。ここで問題になるのは住宅ローンです。住宅ローンは完成した住宅を担保に借りるものですから、融資が実行されるのは引き渡し後です。つまり、土地の購入や、着工金や中間金などの名目で支払いをするために住宅ローンを使うことはできません。そのため、「つなぎ融資」といった金利の高い融資を受け、住宅ローンで精算するという流れになります。

この点、藤島建設さんがお得なのは、申込金・契約金以外の残金(=契約金額の9割)はすべて引き渡し時(融資実行時)に払えばよいというところです。つまり、1割の頭金だけ自己資金の用意があれば、つなぎ融資を利用する必要がないのです。

いくら低金利時代といっても、数千万円も借り入れたら金利や手数料だけで何十万円にもなります。藤島建設さんのシステムは、この費用を肩代わりしてくれるようなものですから、施主側にかなり大きなメリットです。藤島建設さんがそのことをあまり積極的にPRしていないのが不思議です。

続きはまた。あんにょん。