さいたま市で藤島建設さんと高気密高断熱住宅を作る!

家づくりの備忘録 2022.2竣工 HEAT20G2(Ⅵ地域UA=0.45)・C=0.45 連絡先は「このブログについて」を見て下さい。

第92回 「確と」

歩兵です。

現場に足を運ぶと、大工さんの工事や外壁の塗装が終わり、足場を解体していました。藤島建設さんにお勧めされて選んだ吹付の塗り壁(ジョリコート)ですが、イメージぴったりの色に仕上がっており、悩んで決めた甲斐がありました。周りの家ほとんどサイディングですので違いが際立ちます。土地形状的に外観アピールするつもりもないのですが、サイディングを使わないだけで「注文住宅感」が抜群にアップし、満足度が高いです。本当に良かったです。サイディングにはサイディングのメリットもありますが、色によっては建売っぽさや、イミテーション臭もぬぐい切れません。性能と使い勝手に全振りしようとした歩兵ですが、せっかく「世界に一つだけの家」なのだし、外観は毎日目にするものですから、予算と相談し、多少でもこだわれるならこだわってもいいと思います。

現場ではクロス屋さんや電気屋さんが急ピッチで作業をして下さっていました。大工さんもそうでしたが、歩兵がお邪魔をしてもいやな顔一つせず、皆さんとても丁寧です。一つひとつの作業が本当に大変そうで、竣工間近にしてまた感謝の気持ちを新たにしました。

竣工期日を気にかける歩兵のために、監督以下、職人さん総出で工期を厳守する、という藤島建設さんの努力がものすごく伝わってくる一方で、スケジュールに余裕がなく現場がとにかく忙しいというのもひしひしと感じています。正直工期は遅れないでほしい(というか引越しの手配を進めてしまっているので今から引き渡しが遅延になるとものすごく困る)のですが、突貫工事をしたために粗雑な安普請のようになっては元も子もないので、仕上げの精度も妥協しないでほしい、という気持ちでいます。施主としては皆さんそうだと思いますが、工務店からしたら両立困難、なかなかの無理ゲーです。共働き家事育児で追われて時間がない歩兵たちに、無限に時間がある独身の社員と同じレベルで仕事のクオリティを求められるようなものです。

施主はほとんど皆、初めての家づくりです。そして、膨大な情報を集め、判断し、多くの人がかかわり、複雑な作業と工程を経るものです。何も事件がなくスムーズにいくほうが不思議で、何が起こるか不安なことばかりです。本当にきちんと家が完成するのか、どこかで無理をして、雑になったり、施工不良が起きたりしないのか。最後の最後まで、そんな心配がないとは言えません。

それで、改めて藤島建設さんのコンセプトである「確と(しかと)」の意味が心に響きます。

 誠実にまじめに、お施主様や職人、地域としっかり向き合って60年。
 決して派手さはないけど、安心できる会社。
 奇をてらわず、手を抜かない、手間を惜しまない、任せて間違いない信頼のパートナー。
 そんな「確とした」会社であり続けたい。

歩兵は以前の記事で藤島建設さんの「確と」を抽象的で伝わりにくい、と書いたのですが、今になってこの「確と」がいかに大事なことかを実感しています。一つひとつがオンリーワンの注文住宅づくりでは、たくさんのトラブルや問題が起きて当たり前。そういうときに、誠実に対応してくれること。手を抜かず、手間を惜しまず、信頼できること。それが何より大事なことなのではないかと思うようになりました。ピンチのときこそ人間の真価が問われるとよく言われますが、それに似ています。

竣工し、無事引き渡されても色々なトラブルは起きるかもしれません。契約前、担当営業のNさんに、藤島建設さんの売りをお尋ねしたのですが、「当社は、建ててからが本当のお付き合いであると考えています」と答えられたのが印象に残っています。家は長く住まうものなのだから、建てて引き渡しておしまいではなく、いつまでも会社として責任をもって下さる。そのための(会社が安定して存続するための)無借金経営だったり、自社大工だったり、言葉だけでなくしっかり行動にも移している。とても真面目な会社だと思います。歩兵が藤島建設さんに一世一代の大事な家づくりを託したのも、藤島建設さんの真面目で誠実な社風に惹かれたからでもあります。

大変な作業を続けてこられて頭が下がる思いです。竣工まであと少し、どうか「確と」宜しくお願いします。

続きはまた。あんにょん。