さいたま市で藤島建設さんと高気密高断熱住宅を作る!

家づくりの備忘録 2022.2竣工 HEAT20G2(Ⅵ地域UA=0.45)・C=0.45 連絡先は「このブログについて」を見て下さい。

第42回 新築か中古か

歩兵です。

続けます。賃貸ではなく持ち家にしよう。マンションではなく戸建てにしよう。建売はやめよう。ということで、残る選択肢は新築(注文住宅)か中古(リノベ)かということになります。

歩兵が新居計画を進めたのは仕事と生活の質を上げたいからで、自分たちに合った間取りの家であることが重要でした。注文住宅であればそれはもちろん可能なのですが、中古物件を購入してリノベーションするという選択肢も考えていました。

中古物件のメリットは価格が安いことです。特に築25年くらいだと建物価格はゼロ計算ですし、それ以上になると住宅ではなく土地(上物あり)として売られます(解体費用等も見込むので更地より安くなります)。

歩兵の場合、もともとさいたま市民でもありませんし、夫婦がそれぞれ定年退職したら別の街に暮らすのもいいなと思っていました。もしくは、老後はケアが必要になり、施設に入ることになるかもしれません。そう考えると、土地の条件がよい中古物件を買って25年くらいそこに住み、子どもも独立して退職が近くなったら売るというのが合理的ではないかという気もしたのです。

ただ、結果的にこの案は採用されませんでした。理由は、適当な物件が見つからなかったこと、中古+リノベは思ったほどのコストメリットがないこと、住宅性能に関心を持ってしまったことです。

かなり長い期間、SUUMOやHOME'Sなどの不動産情報サイトで中古物件を眺めたり、近隣エリアを自転車で巡って売りに出ている物件がないか探したり、某リバブルとかの業者に問い合わせたりもしました。それでも、歩兵の場合はエリアが限定されるため物件そのものが多くありませんでした。

興味をもって内見に行った物件もありましたが、中古物件でも新しいものは高く、古いものはリノベに費用がかかります。物件取得費用に加え、好みの間取りや設備にリノベをするとなるとそれなりのお金が必要だということが分かりました。端的にいうと、調べてみたら思っていたより高かったということです。それでも立地が良い物件はすぐに売れていきましたので、潜在的な買い手は少なくないのでしょう。

また、色々調べ始めた結果、快適な生活には住宅性能が深くかかわっていることを知りました。新居の計画を考えはじめる前は換気の第一種と第三種の違いも知りませんでしたし、Q値やUA値などという言葉も聞いたことすらありませんでしたが、これらについて理解すると、高性能住宅こそが自分の求めているものだと考えるようになりました。

リノベで高性能住宅を作れればいいのですが、調べた限りでは限界があるようです。ほぼ全部解体してフルリノベする場合は新築と同じくらいの費用がかかりますが、それなら新築したほうがよいでしょうし、性能も出せます。

ということで、歩兵の選択は注文住宅を新築することに絞られていったわけです。ただ、これらのように検討してきたことは注文住宅づくりにおいても無駄にはなりませんでした。特に費用面についてのバランス感覚を持つのに役立ったと思います。

続きはまた。あんにょん。