さいたま市で藤島建設さんと高気密高断熱住宅を作る!

家づくりの備忘録 2022.2竣工 HEAT20G2(Ⅵ地域UA=0.45)・C=0.45 連絡先は「このブログについて」を見て下さい。

第28回 ウッドファイバーは地球を救う

歩兵です。

ようやくワクチン接種(1回目)しました。自治体の接種はいつになるか見通せないので勤務先の本部(都内)で職域接種にしました。早くコロナが収束してほしいものです……。

さて、歩兵が藤島建設さんを選んだのは以前も書いた通りウッドファイバーの家に住もうと思ったからです。ウッドファイバーの性能が優れていることは前提として、ウッドファイバーこそ10年、20年後の断熱材のスタンダードになっていると考えています。

ウッドファイバーは非常にエコな断熱材です。一次製造エネルギーは硬質ウレタンフォームの35%とされていて、環境に負荷をかけません。本音を言えば地球環境なんてどうでもいいから安くて高性能な断熱材を使いたい、という人が多いのではないかとも思われますが、少なくともコスト・性能比で劣らないなら環境保全に貢献できたほうがよいでしょう。古紙やペットボトルをリサイクルに出すのと同じことです。

1992年にリオデジャネイロで国連環境開発会議(地球サミット)が開かれ、持続可能な開発に向けての取組みであるアジェンダ21が採択されました。国際社会全体が環境問題を喫緊の課題としてとらえ、各国はアジェンダ実施に向けた行動に責任を持たなければなりません。2015年にはSDGsをコアとする2030アジェンダが国連サミットで採択され、日本でも政府・民間が一体となって持続可能な開発目標のための施策に取り組んでいるのはご存じの通りです。

住宅を建てる個人としても無関心ではいられません。日本政府は温室効果ガス排出の実質ゼロを目指し「カーボンニュートラル宣言」を昨年発表しています。これにより、政府はあらゆるインセンティブを利用して脱炭素化の推進を強化していくはずです。前述のとおりウッドファイバーは環境負荷が小さく、製造時の二酸化炭素放出量が少ないという特長があります。間伐材や倒木を利用している点も省エネにつながっています。

断熱性能が低く環境負荷が高い既存住宅の断熱改修やZEH・省エネ住宅への補助金交付などはすでに行われていますが、将来的には断熱材自体も環境負荷の小さい製品への置き換えを推進していくことになるのではと考えられます。つまり、ウッドファイバーは次世代に主流となる断熱材の本命であるといえるわけです。

残念ながらウッドファイバーは依然として製造量も多くはないようですが、これから生産が増えていけばコストも下がり、一気に普及が進んでいくのではないかと思います。生産拠点が増え、地産地消が進めばさらに環境負荷を減らせます。

そのために重要なことは、ウッドファイバー断熱材を使った住宅の住み心地について、もっと多くのリアルな情報が消費者に提供されることだと歩兵は考えています。検索してみても具体的な実感をレポートしたブログ等はあまり見当たりません。ですから消費者としても選択に慎重になってしまうのは当然です。人生最大の、失敗できないお買い物である以上仕方ありません。

歩兵はいろいろと調べ、考えて、比べて、藤島建設さんのお話を信用し、人柱になるつもり注)でウッドファイバー断熱材の家を建てることにしました。歩兵のレポートがいずれ地球を救えたらいいなと思います。

ウッドファイバーを選ぶべき理由はほかにもありました。続きはまた。あんにょん。

注)人柱=難工事の完了のためいけにえとなる人。転じて、評判の安定していない新技術や新製品を率先して試し、レビューするユーザーを指すネット用語。