さいたま市で藤島建設さんと高気密高断熱住宅を作る!

家づくりの備忘録 2022.2竣工 HEAT20G2(Ⅵ地域UA=0.45)・C=0.45 連絡先は「このブログについて」を見て下さい。

第61回 マイホーム建築セミナー

歩兵です。

藤島建設さんのブログで時々「マイホーム建築セミナー」の案内があります。予定された日時にYouTubeで配信され、テレビ番組を見る感覚で視聴することができます。時間はおよそ1時間30分で、「セミナー」というだけあってかなりの長さです。

昨夜ちょうど配信があったので視聴してみました。内容はブログで紹介されている通りで、ハウスメーカーの住宅が高い理由、高気密・高断熱の話、土地探し、住宅ローンについてなど、家づくりに関するあらゆるテーマが網羅的に語られていて、1時間30分の尺が足りなく思えてしまうほどのボリューム感でした。

歩兵は土地探し、ハウスメーカー探しを終えてしまった段階なので、すでに分かっていること・知っていることが多く、今改めて視聴する意味があったかというと正直ほとんどなかったです。ただ、「これから家づくりについて考え始める」という方にとっては、知っておくべき重要な内容がコンパクトにまとめられており、有用なように思われました。

セミナーの中では色々なアドバイスも出てくるのですが、たとえば1300万円の整形地と1000万円の旗竿地で、どちらでも理想の建物が作れるとしたらどっちの土地を選ぶべきか?とか、土地とハウスメーカーどちらを先に決めるべきか?とか、歩兵が実際に悩んで結論を出したことについてもおおよそ共感・納得できる内容でした。

ただ、YouTubeだけ見ていても色々な言説にあふれているわけで、消費者側は様々な情報に触れて「どれが正しいんだろう?」と疑心暗鬼になっているのが通常だと思います。セミナーでは6地域で目指すべき断熱性能についてZEH基準のUA値=0.6かG1(0.56)とアドバイスされているのですが、高性能住宅の専門家による通説的見解はおそらくG2(UA値=0.46)を目標にすべきということだと思います。それ以上になるとコストバランスが悪くなり、それ以下だと体感する快適性が落ちていくという説明です。一条工務店でモデルプランUA値0.26とか宣伝されているのを見ると、「ヤッパリそのくらいは必要なのかな?UA値0.6じゃ性能が不十分なんじゃないかな」と心配になるのも無理はありません。

そういう意味では、なぜUA値=0.6で十分だといえるのか?30年後も快適性が維持できるのか?など、例えば真冬に室内をサーモグラフィでくまなく撮影するとか、実証実験した結果などをもとに説明があるとより納得感があるのではないかと思いました。歩兵も実際に藤島建設さんで埼玉ならUA値0.6で十分ですよと言われたのですが、新築して寒い家になるのだけは絶対に嫌でしたので、G2水準にはこだわりました(ウッドファイバー90mmとAPW330でUA値0.45にできました)。

マイホーム建築セミナーの内容は1時間30分もあるだけにかなり多く、ずっと喋り通しの講師の方の喉が渇かないか心配になるくらいなのですが、それでもこれは家づくりの序章に過ぎません。ここからスタートして、調べること、勉強すること、考えることが山のようにあり、延々と続いていくのが注文住宅づくりです。

歩兵もまだ道半ばといったところですが、一歩一歩着実に進んでいければと思います。

続きはまた。あんにょん。