さいたま市で藤島建設さんと高気密高断熱住宅を作る!

家づくりの備忘録 2022.2竣工 HEAT20G2(Ⅵ地域UA=0.45)・C=0.45 連絡先は「このブログについて」を見て下さい。

第72回 室内干しが乾く条件

歩兵です。

毎日のお洗濯、大変ですよね。歩兵は共働きで日中家におらず、帰りも遅いため主に室内干しをしています。室内干しの難点は、乾くのに時間がかかると生乾きの状態で雑菌が繁殖してしまい、においの原因になることです。これを解決するには乾かす時間を短縮するしかありません。

そもそも洗濯物はどうしたら乾くのでしょうか?太陽の光に当てたいと思う方が多いでしょうが、日光に当たっているかどうかは洗濯物の乾燥と関係ありません。光ではなく、熱のほうが重要なのです。つまり、温度です。室内であっても温度が高く、洗濯物のまわりの空気が乾燥していれば洗濯物はすぐに乾きます。

空気は温度が高いほど多くの水分を含むことができます。同じ湿度50%でも、気温30℃のときと10℃のときでは、前者のほうが多くの水分を含んでいます(相対湿度)。つまり、温度が低い冬に室内干しをしても、空気中に水分が逃げていかないので渇きにくいのです。

逆に考えると、室内干し時間を短縮する条件は部屋の温度を上げることです。エアコンで暖かくして除湿器を使えばすぐに乾くはずです。温水で洗濯するとなおよいでしょう。サーキュレーターで風を当てるとさらに効果的です。風が通ることで、洗濯物のまわりの湿った空気が逃げていくからです。

歩兵の新築計画では毎日の洗濯にかかる手間と負担を軽減するため換気による熱損失や気密・断熱性の若干の低下という犠牲を払ってでも乾太くんを導入するわけですが、室内干しができる家事室にもエアコンを設置し、24時間運転するように考えています(前にも書きましたがベランダありませんので洗濯物はすべて乾燥機か室内干しです)。

室内干しでもすぐに乾けば外干しと変わりませんし、むしろPM2.5や花粉の付着を気にしなくてよいのでメリットがたくさんあります。なかなか洗濯物が乾かない寒い家に暮らしながら、暖かい新築の完成を心待ちにしているところです。

続きはまた。あんにょん。