さいたま市で藤島建設さんと高気密高断熱住宅を作る!

家づくりの備忘録 2022.2竣工 HEAT20G2(Ⅵ地域UA=0.45)・C=0.45 連絡先は「このブログについて」を見て下さい。

第128回 高気密住宅で換気をせず乾太くんをまわすとどうなるか

歩兵です。

忙しいです。一年中忙しいと言っている気がしますね…。フルタイム共働き&育児ですと無限に時間がありません。暮らしやすい家を作って本当によかったと改めて実感します。

さて乾太くんの話です。乾太にはいろいろとデメリットもありますが、歩兵は乾太を毎日使っており、乾太のいない世界には戻れないというくらい重宝しています。洗濯機から洗った洗濯物をそのままポイっと投げ入れて、スイッチオンで50分後にはフカフカになるわけですから、洗濯に関するストレスが大幅に軽減されたことは間違いありません。以前の家ではドラム式の洗濯乾燥機(ヒートポンプ式)を使っていましたが、時間がかかる割にいまいち乾燥能力が弱く、積極的には使えませんでした。ガス乾燥機の威力は絶大です。乾太に勝るものはありません。歩兵は新築時に脱衣所・洗面所・ファミリークロゼットと接続したランドリールームを作り、室内干しも簡単にできるよう計画したわけですが、乾太が便利すぎてその室内干しすら面倒に感じてしまうほどです。忙しく、大量の洗濯物と格闘する共働き・育児家庭の皆さんには乾太は本当におすすめ家電の一つです。

本題です。高気密住宅に乾太を設置する場合、換気について考える必要があるというのはこれまでに書いてきた通りです。歩兵は乾太の給気口近くに自動開閉式の給気扇を設置し、タイマースイッチを接続して通電すると給気するようにしました。乾太を動かすとき、運転時間にあわせてタイマースイッチをオンにすると換気扇に通電し、タイマーの時間が経つと電源が切れて自動的に給気が止まる仕組みです。

ただ、これで給気と排気のバランスが本当にうまくいっているのか確かめたいと思ったので実験をしてみることにしました。具体的には、給気扇をつけずに乾太を運転するとどうなるのか?ということです。

結論から書きますと、給気も排気も不十分になり、燃焼がうまくできないのか運転時間が伸びました。

今回、給気扇も24時間換気(1種換気)もオフにした状態で、乾太を動かしてみました。乾太には排気のためのファンがあるので、きちんと排気されれば室内が負圧になるはずです。そこでipadの気圧計を使い、乾太運転時の気圧の変化を測定してみました。すると!全然変化しません…。C値=0.45の歩兵邸ですが、そこそこ広さもあるため隙間もその分あるはずです。それで、家じゅうの隙間からの給気がなされているのかというと、そうでもないようです。というのは、IHの同時給排を動かすと室内がものすごく負圧になるからです。もし隙間から十分給気されるなら、そのようなことはないはずです。

ということで、歩兵の推測はこうです。外からの給気がない状態で乾太くんを動かすと、乾太内部のファンの力が弱いために十分(室内が負圧になるほど)排気することができず、そのために(排気・給気不足で)不完全燃焼となる。結果、運転時間が伸びる。

給気扇を動かしてみると室内の気圧が上がったため、給気扇はきちんと機能しているようです。

ということで、高気密住宅で乾太くんを使うには、やはり専用の給気が必要だということを確認した次第です。三種換気で給気口がある住宅であればよいのかもしれませんが、意外と空気は動かないもので、給気口なり給気扇は乾太くんの給気口にできるだけ近づけてショートサーキットを作るというのがよいと思われます。歩兵は藤島建設さんのアドバイスに従ってそのようにしたわけですが、まさにその見解は正しかったといえると思っています。

続きはまた。あんにょん。