さいたま市で藤島建設さんと高気密高断熱住宅を作る!

家づくりの備忘録 2022.2竣工 HEAT20G2(Ⅵ地域UA=0.45)・C=0.45 連絡先は「このブログについて」を見て下さい。

第17回 ウッドファイバーの蓄熱性

歩兵です。

断熱材の性能は一般に熱伝導率で評価され、施工する厚みによって建物の断熱性が決まります。ですので、どんな断熱材でも厚みを出せば数値は出ます(柱の間に充填するには限度があるので、高い数値を出すためには付加断熱が必要になります)。

ウッドファイバーの熱伝導率は一般的な住宅用断熱材である高性能グラスウールと同程度であり、それなりの厚みをもたせれば十分な断熱ができます。そして、ウッドファイバーの特長は蓄熱性が高いということです。

これは、熱しにくく冷めにくいという性質で、要するに熱をゆっくりと出し入れするということです。これにより室内の温度変化をゆるやかにできます。たとえば夏の暑さに対しても室内まで熱が届くのを遅らせるので室内は涼しいままです。夜になれば外気が冷えますから、その影響で暖まった断熱材も冷えていきます。こうして冷暖房の負荷を軽減することができるわけです。いうまでもなく、急激な温度変化がないほど、住環境の快適性は高いでしょう。

そのほかにも、高い吸音性や防火性など多くのメリットがあり、非常に優れた断熱材であることが分かります。

続きはまた。あんにょん。