さいたま市で藤島建設さんと高気密高断熱住宅を作る!

家づくりの備忘録 2022.2竣工 HEAT20G2(Ⅵ地域UA=0.45)・C=0.45 連絡先は「このブログについて」を見て下さい。

第13回 FF式ガスファンヒーター床下暖房は実在するか

歩兵です。

冬の寒さがつらいので、暖かい家に住みたいのです。では、理想の暖房方式は何でしょうか?

歩兵は厳寒の韓国で体験した床暖房の快適さが忘れられず、床暖房こそ最高だと考えていました。古くて寒い住宅のコールドドラフト(窓辺からの冷気が足元にたまっていく現象)に苦しんでいるとなおさら、足元から暖かい床暖房の魅力は捨てがたいものです。

一方で、床暖房の欠点もあります。イニシャルコストが非常に高く、一部に設置する補助暖房にしかならない(I条工務店はオリジナル仕様の全館床暖房を標準化することによって低コストを実現していますが、それでもI条工務店の家は決して安くはないです)。また、即効性がなく、暖まるのに時間がかかる。つけっぱなしにすればそれなりの光熱費がかかる。不凍液の交換などメンテナンス費用もかかるし、部品や熱源の寿命もある。

ということで、コスパが悪いのです。

高気密・高断熱の家であれば、外気の影響を受けにくくなりますので足元への冷気もなく、対流が起きにくいので室内の温度は一定に近く維持できます。エアコンで適切に温度を管理すれば快適に過ごすことができるはずで、高気密・高断熱住宅に床暖房は過剰な設備といえます。住宅の気密・断熱性能を上げることが快適な住宅づくりの合理的な方法なわけです。

それでも、歩兵はとても寒がりなため、もっと暖かくするにはどうしたらいいかを考えていました。その一つが、韓国のオンドルをヒントにした、基礎断熱にして床下にFF式ガスファンヒーターを置く方法です。基礎断熱であれば床下も室内空間になりますし、ダクト式熱交換換気を使えば熱交換された暖かい空気が他の部屋に給気されます。床面にガラリを設ければ、頭上から暖かい空気を送るエアコンと違って足元からの対流によって室内を暖めることができ、快適なのではと思います。床暖房と違って即効性があり、施工もメンテナンスも容易かと思われます。都市ガス地域なら光熱費も安くなる気がします。

あったかハイム(いわゆる床下エアコンも同じ)があるのだからと、床下FF式ガスファンヒーターの実例がないか探してみたのですが、ありそうで見つかりません。できない理由があるのでしょうか?もしご存知の方がいましたら教えて下さい。

暖房をつけると乾燥するのが気になるということもあると思います。室内の温度が上がれば空気中に含むことができる水蒸気の量が増えていきますので必ず相対湿度が下がります。石油やガスのファンヒーターは燃焼時に水蒸気を出しますので暖房と同時に加湿できる(乾燥しない)というメリットがあるのですが、FF式は屋外に排気しますので乾燥はします。

暖房する限り必ず乾燥しますので、この問題を解決するためには適切に加湿器を使うしかありません。

続きはまた。あんにょん。